小嶋キャスター:
改めてどんな話を?
雨宮記者:
被告の過去や判決前の心境などについてです。被告は過去に家庭内でうけた虐待など苦しかった経験を思い出すことを理由に「生きていることが辛い」と率直な気持ちを打ち明けてくれました。
その話をする際には涙を流し、言葉も詰まっていました。

小嶋キャスター:
事件についてまた死刑求刑などの質問の答えについてはどう感じましたか?
雨宮記者:
事件については「よくわからない」と話すにとどめています。
一方で死刑求刑については本人も想定していて事件の重大さは理解しているように感じました。
死んでしまうことについては「苦しいんでしょうけど…」と多少含みを持たせて話していましたが、被告にとっては過去の苦しい記憶がよみがえること以上に辛いことはないのではないかと感じました。