このホテルでは加熱調理したものに限定して原則、持ち帰りが可能とし、環境に配慮した素材で作られたパスタ用やピザ用などの4種類の容器を用意しました。

既に廃棄の減少など効果も出始めているといいます。

宮澤さん:
深刻な問題としてフードロスが取り上げられているので、今後も利用されるお客様が増えてほしいですし、持って帰れるという選択がある事で安心してレストランを利用いただけるかなと思っています。

従来の取引の習慣に着目した取り組みもあります。

弦間大記者:
甲府駅の駅ビルです。入口入ってすぐのこちらの場所に食品ロス削減のための販売機が設置されています。

こちらはベンチャー企業が開発したキャッシュレス決済専用の無人販売機。
甲府駅ビル「セレオ」を運営する会社が設置しました。

まだ食べられるのに流通しなくなったお菓子などを少し安く販売し、賞味期限が近いものは最大で約6割引きとなります。

こうした商品が生まれる背景には食品メーカーと小売店の間にある加工食品の商習慣、いわゆる「3分の1ルール」があります。