シリーズでSDGsにつながる取り組みとして食品ロスの削減を考えています。3回は企業側の取り組みです。
レストランのサービスや無人の販売機でこれまでの様々な慣習を変えようという試みが進んでいます。

山梨県富士吉田市のホテルに併設されたレストラン。
外国人観光客も戻ってきましたが、食べ残しによる食品ロスが課題になっていました。
そこで今年5月からこのホテルに入るレストランの一部で始めたのが・・・。

店員:
こちらが持ち帰り用の容器となっています。

環境省が提唱する「mottECO(モッテコ)」という取り組みです。

利用者の自己責任で食べ残しを持ち帰るもので「もっとエコ」「持って帰ろう」というメッセージがこめられています。

ハイランドリゾートホテル&スパ 宮澤美有さん:
ご年配の方や注文して1人前食べられないお子様がいらっしゃる方が利用されております。もったいないと感じずに持ち帰りできるというのはすごく満足頂いているのかなと思います。

外食産業では食品ロスのおよそ8割が食べ残しによるものとされますが、これまでは食中毒など食品衛生への懸念から持ち帰りが認められないケースもありました。