この秋は全国各地の市街地で野生動物の目撃情報が相次いでいます。
30日朝に甲府市の住宅街で2頭のイノシシが目撃され、自治会で注意を呼び掛けています。

道路中央にどっしりと居座る2頭のイノシシ。
30日午前7時ごろ甲府市元紺屋町で撮影された写真です。



イノシシを目撃した男性:
「(イノシシは)道路ではあまり見ないですね」
「(襲われても)大人なら避けれると思うが、朝に通学とか保育園に行く子供がいるかもしれないので、その辺りは怖いと思った」

イノシシは親子とみられ、男性は様子を伺いながら近づくと逃げ出し、2軒の住宅の間の通路を走り去ったということです。

イノシシが目撃された現場は県道・通称「山の手通り」の北側で、東側に愛宕山の山林が広がり、西側は住宅が立ち並び小学校もあります。

目撃情報を受け、元紺屋地区の自治会は掲示板にイノシシへの注意を促す張り紙をしました。

これまでにけが人や被害の報告は確認されていません。

この秋は全国各地の市街地でクマやシカ、サルなど野生動物の出没が相次いでいて、甲府市はイノシシを見かけた場合は刺激せず、すぐに市や警察に連絡するよう呼び掛けています。







