金子さん:
動物にも人にも環境にも優しい方向でやっていこうと決めて始めた。

去年2月に乳牛を飼いはじめ、4月にチーズの生産をスタートさせます。

この夏は独立後、初めて牛の出産や子牛の飼育も経験し、牧場経営に日々奮闘しています。

金子さん:
ここがうちの牧草地。

金子さんのスタイルは、牧場に放し飼いにする「放牧」です。

国内の酪農は、生産性を高めるため牛舎で管理しながら穀物の餌で飼育することが一般的ですが、金子さんはあえて、放牧を選びました。

その理由は…

金子さん:
牛にストレスがないのと、運動すると太らない。そこにエネルギーを使うので、牛乳の量は減るが牛は健康で、牛乳も濃くておいしいものができる。

さらに牧草だけを食べる牛の乳は、季節で風味が変わるため、その味わいを楽しめることも魅力だといいます。