米津龍一気象予報士:
今回の台風13号、正直言って非常に予想が難しいです。

台風13号の進路予想図です。黒丸は予報円といいまして、この円の中に入る確率が70%と言われています。

予報円の西側を通れば東海方面に上陸のおそれ。さらに東側を通れば、関東方面上陸のおそれとなるのですが、西側を通れば通るほど、山梨への影響が大きいことになります。

もう一つは、動きが遅いというのが特徴です。台風の動きの鍵を握るのは何かというと、台風は自力で走行できませんので、上空の風によって流されます。

太平洋高気圧、さらに上空に寒気を持つ低気圧=寒冷渦と言いますが、この動きがまだ読めないというのが正直なところです。

動きが遅いというのは、高気圧によってブロックされてるからです。

仮にこの台風が西側を通っていった場合、関東から東海にかけて広い範囲で大雨となる予想です。山梨への影響を中心にワーストシナリオで雨の予想を見ていきます。

8日午前0時にはもう雨雲がかかっている状況です。

通勤通学時間帯になっていくと、土砂降りや、さらに非常に激しい雨のおそれがあります。

雨のピークは昼前から昼過ぎとなりまして、場所によっては滝のような雨となりそうです。

特に東部・富士五湖が、台風から回り込む風がぶつかりやすいので、雨の量が多くなる見通しです。

明日一日雨が続くということになります。それに伴って防災への行動をお願いしたいのですが、今日のうちに自分の住んでる場所、行く場所が危険なのかどうか、ハザードマップで確認お願いします。

さらにその場所が危険であるならば避難場所や経路の確認"

また実際に明日大雨となった場合に、その危険度を確かめるためのキキクルというサイトがありますが、UTY NEWS DIGから見ることができます。

土砂災害や洪水、浸水害の状況確認できますので、自分の身は自分で守る行動をお願いできればと思います。