米津龍一気象予報士:
また、熱帯低気圧が発生しました。台風のたまごと思います。熱帯低気圧が5日夜までには台風13号へと変わる予想となっています。

現在沖縄の南海上に位置していますが、これがどうなるかというと、次第に北東方向へ進む予想となっています。

関東甲信に最接近する可能性がある日というのが、7日の木曜日です。

今回の台風はそこまで発達はしないんですが、この予報円の黒丸の西側の進路を通れば、大雨となる可能性も残っていますので、最新の予想をこまめにご確認ください。

ということで、明日のポイントはこちら。
「晴れて猛暑復活」となりそうです。ではどういう状況なのか説明します。

今日、曇りや雨をもたらしたのは、この熱帯低気圧。台風13号へと変わる予想の熱帯低気圧とはまた別のものなんです。

これは反時計回りに風が吹きますので、南から暖かく湿った空気=雨雲のもとを運んできたわけですが、これが明日5日になると西へと動いていきます。

ですから、この暖かく湿った空気が入りにくい状況となりますので、今度は日差しが届きます。

これにより気温が上がる予想で、予想最高気温が東京は36℃、甲府も36℃まで上がります。晴れて猛烈な暑さとなる見込みです。

ただ、これは長続きしません。

と言いますのも、この中国大陸にある高気圧、こちらの高気圧というのは特徴としまして初秋の空気を持っています。

この高気圧がだんだん南へ下がってくる予想となっています。ということは、気温がどうなるか。

(TBS NEWS DIGより)
(TBS NEWS DIGより)

甲府の気温変化を見ると、明日は最高気温が36℃予想なんですが、だんだん、気温が下がってきています。

30℃というと平年よりも少し低い気温となるわけなんですけども、一旦この猛暑というのは、明日5日までとなりますので、だんだん暑さが落ち着いてきます。

ただ、雲が広がりやすいので、ちょっと蒸し暑く感じられるかもしれません。

8日は二十四節気の一つ「白露」と言いますが、朝露がだんだん草木に降りる頃と言われていますので、まさしく暦通りの展開になってくるんじゃないかなと予想しています。