7月と8月の富士山の登山者の数は、山梨県側はおよそ14万人で去年のおよそ1.5倍となりました。

富士吉田市によりますと今年7月と8月の吉田口登山道の富士山6合目の登山者数は13万9702人でした。

これは去年の9万6649人よりもおよそ4万3000人増え1.45倍となりました。

また休憩をとらず山頂を目指す「弾丸登山」に関しては2.26%と去年より0.22ポイント増加したものの過去10年間でピークだった2014年の8.17%と比べ3分の1以下となっています。

今年は新型コロナによる制限が解除された事や世界文化遺産登録10周年を迎えた事から登山者の増加が予想されていましたが、市によりますと弾丸登山の注意喚起などにより過去10年間では7番目に多い登山者数となっています。

なお、県は今年初めて山頂付近が混雑し危険と判断した場合、県警が登山道の規制を行う事としていますが、これまでに実施されていません。