ライフラインの復旧が長引いた時への備え

武田さん:
ガス、水道、電気が止まった時に備えて3点をお勧めしています。

武田さん:
一つ目はカセットコンロです。災害時はガスも長い間使用できなくなりますので、こちらがあれば、温かい食事が可能になります。

武田さん:
2つ目がトイレの凝固剤です。自宅での避難生活を送る際に、断水でトイレが使えなくなってしまう場合があります。安心してトイレができるように、こういった凝固剤もお勧めしています。

武田さん:
最後3つ目がポータブル電源です。災害時は情報収集がとても重要になってきます。いざという時にはソーラーからの充電も可能となっています。費用としては十数万円かかりますが、一台あれば安心かなと思います。

防災に備えて一番大切なことは

防災士 三和リース 武田英子さん:
災害が発生したら避難所へ向かえば何かがある、誰かが助けてくれる、という風に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、自分の身は自分で守る「自助」が一番大切になってきます。安全な避難生活を送れるように、備蓄や家具の固定、自分を守るための行動を行っていただければと思います。

防災士の武田さんのアドバイスを改めてまとめますと、食料の備蓄は最低3日、1週間を推奨。ポイントは手軽さ、リラックス、衛生面。

防災の三種の神器は、カセットコンロ、トイレの凝固剤、ポータブル電源。

災害が起きたときに命を守るだけでなく、その先の当面の生活を守ることも想定した備えが必要です。