台風7号の影響で山梨県内はあす16日にかけて大雨となるところがある見込みで、引き続き土砂災害などに警戒が必要です。
台風7号は午前5時前に和歌山県・潮岬付近に上陸し、1時間に15kmの速さで北西へ進んでいます。

気象庁によりますと今夜にかけて台風の中心から離れた関東甲信でも非常に激しい雨が降るおそれがあります。
県内のきのう14日の降り始めからの降水量はきょう午前6時の時点で上野原で177.5ミリ、大月で171.5ミリ、山中湖村で122ミリ、甲府で64.5ミリなどとなっています。
また、あす午前6時までの24時間に予想される降水量は多いところで峡南で200ミリ、富士五湖で150ミリ、東部で100ミリ、中北と峡東で80ミリとなっています。
この台風の影響できょう未明、土砂災害が発生する恐れがあるとして上野原市と大月市の一部の地域に「避難指示」が出されましたが、朝早くにいずれも解除されています。
続いて交通機関の影響です。

JR身延線の特急「ふじかわ」は上下線で終日運休となっています。
JR中央線や富士急行線でも一部に遅れや運休が出ています。このほか山梨と大阪、名古屋を結ぶ高速バスに運休となっている便があります。

県内はあすにかけて大雨となるところがある見込みで気象台は土砂災害への警戒や、河川の増水、低い土地の浸水に注意・警戒、さらに今夜遅くにかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけています。