山梨県南アルプス市にあるサンスター山梨工場は、液体ハミガキのボトルをサトウキビを原料とするバイオマスプラスチックに切り替えると発表しました。
二酸化炭素(CO2)の大幅な削減へ向けた取り組みです。

2021年10月に稼働した南アルプス市宮沢のサンスター山梨工場は、液体ハミガキを年間約2000万本生産しています。

サンスターは21日、山梨工場でつくる全てのボトルをバイオマスプラスチックに切り替えたと発表しました。

バイオマスプラスチックは原料の一部にサトウキビの搾りかすなどを使用し、石油だけで作るプラスチックと比べ、CO₂の排出量を28%、年換算で約270t削減する効果があるとしています。

サンスターは来年以降液体ハミガキの製造を山梨工場に集約し、CO2の削減効果があるプラスチックの使用比率を現在の約20%から、2030年には50%に引き上げたいとしています。