戦争の悲惨さを伝え、平和を願う展示会が甲府市で開かれています。

樫尾昴 記者:
こちらは旧日本軍で主力だった戦闘機です、この会場ではその胴体の一部が展示されています

78年の時を経て、錆びてボロボロになった戦闘機の一部。

甲府市の県立図書館で開かれている「平和を願う山梨戦争展」の会場です。

こちらでは終戦直前の1945年7月、甲府市内を焼け野原にし1127人の命を奪った焼夷弾や終戦後にソ連の捕虜となりシベリアに抑留された人が着ていた分厚いコートなど、約200点が展示されています。

また会場にはロシアによるウクライナ侵攻のほか、改善が見通せない日中関係など現代の平和をめぐる問題を訴えるパネルなども並んでいます。



「平和を願う山梨戦争展」向山三樹事務局長:
戦争は人が人でいられなくなる、そして日常生活が破壊されて戦争一色になる。今の日常が壊されるような時代を作ってはいけないので、展示の中から感じ取ってもらいたい。

展示会は23日まで開かれ、平和を目指す映画の上映なども行われます。