夏の甲子園を目指す全国高校野球山梨大会は20日、準々決勝の残り2試合が行われました。

私立の強豪校がぶつかりベスト4が出そろいました。

第1試合は山梨学院と日大明誠の対戦。
初回、日大明誠は山梨学院のエース林からフォアボールとヒット2本で、1アウト満塁のチャンスを作ると、5番松尾のショート強襲ヒットで1点を先制します。
4回まで日大明誠のエース赤岩にヒット2本に抑えられていた山梨学院ですが、5回、1アウト2・3塁から3番岳原が左中間に2点タイムリーツーベースで逆転。
さらに5番佐仲のレフト前のタイムリーヒットでこの回3点を奪います。
山梨学院は6回にも佐仲の2打席連続タイムリーなどで4点を追加します。
8対2で迎えた9回表日大明誠も意地を見せます。
1アウト満塁のチャンスを作ると、代打羽田のツーベースなどで3点を返しますが、反撃もここまで、山梨学院が8対5で競り勝ち準決勝進出です。

第2試合は駿台甲府と日本航空の対戦です。
試合が動いたのは5回駿台甲府はヒットでランナーを出すと、送りバントの送球が悪送球となって外野に転がる間に一気にホームイン。
さらに1番荒井。レフトに2ランホームラン、さらに1点追加し、この回4点を奪います。
駿台甲府は6回先発の末木から大会屈指の好投手平井にスイッチすると、平井は8回にこの日最速の151キロを出すなど力投。
日本航空の反撃を1点に抑え6対1で駿台甲府がベスト4最後の1枠に勝ち上がりました。

駿台甲府 平井智大投手:
しっかりと流れをつくって、相手に流れを渡さないことを意識して投げました。

Q.準決勝の山梨学院戦は?
目の前のバッターを抑えにいこうと思います。

ベスト4が出そろいました。準決勝の組み合わせです。

準決勝は22日に行われます。

甲子園まであと2勝。第1試合で甲府工業と東海大甲府、第2試合で山梨学院と駿台甲府が対戦します。