山梨県富士河口湖町にある私立・素和美中学校で教員免許を持っていない校長や職員が数学や英語の授業を行っていたことが分かりました。
生徒に授業時間の不足が生じ、学校は補講で対応しました。

県教育委員会によりますと富士河口湖町にある私立・素和美中学校で2021年度から2年間、教員免許を持たない校長や職員が1年生から3年生の8人に授業を行っていたということです。

教科は数学と英語、社会であわせて196時間に上り、授業としてカウントされず生徒は授業時間が不足しました。

教員免許を持たない人が授業を行った場合、教育職員免許法違反にあたるため、県は改善を指導し、学校は春休みや夏休みに補講を行い授業時間を確保しました。

素和美中学校の庄司日出夫校長は「担当の教員は小学校の授業もあり、中学校の授業に対応できなかった。法律違反の認識はなかった」とコメントしています。

また今は教職員の配置を変更して免許を持つ教員が授業を担当し、改善は図ったと説明しました。