小嶋優アナウンサー:
ここからは気象予報士の米津さんにお願いします。米津さんどんなことが注意必要なのでしょうか。
気象予報士・防災士 米津龍一:
いったい何が6月1日から変わるのかというのを説明していきます。

これまで線状降水帯が発生する場合というのは、発生した時点で情報が発表されていました。予測が今までできなかったということになります。
それが1日以降はどうなるのかというと線状降水帯発生の可能性が高いという情報が得られた場合に、半日前から6時間前に予測情報を発表できる様になるというのがポイントなんです。
これがなぜ出来るようになるかというと、水蒸気量のデータを集めることが線状降水帯の予測に不可欠なんですけども、そのデータを整備することができたこと、つまり、得られるようになったこと。あとはスーパーコンピューター「富岳」の活用によってこれが出来るようになるんですけども、ただ、それでも難しいんですね。

過去の事例から検証したところ、気象庁によりますと、予測の的中確率とは、4回に1回ということになります。
とはいっても油断してはいけません。なぜかというと、6割の確率で大雨になるといわれてますので仮に線状降水帯ができなかった場合でも大雨には注意が必要なんですね。
これが発生した場合、どんなことに気を付けなければいけないかというと発表されたら早めの避難準備をお願いできれば、と思います。