行方不明となっていた80代の女性が崖下で動けなくなっているところを発見して救助した、山梨県大月市の親子に警察から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、大月市のタクシードライバー宝方義金さん(70)と息子で、会社員の義和さん(38)の2人です。

2人は5月10日の午前9時頃、近所の男性から「80代の母親がいなくなったので探してほしい」と依頼され捜索を始めました。

宝方義金さん:
ここを通ったら”おーい”という声が聞こえたんですよ。あれ誰かいるぞと。

捜索開始から約3時間40分後、2人は道路から数m下の崖下でけがをして動けなくなっていた女性を発見し、通報で駆け付けた警察官と一緒に女性を引き上げ保護しました。

女性は頭や足などにけがをしましたが、命に別状はないということです。

宝方義和さん:
夕方以降はすごく冷える時期だったんですけど、早い段階で見つけられたことが良かった。

宝方義金さん:
見つからないという方も結構いるから良かったです。

なお警察は家族などの行方が分からなくなった場合は、早期に通報するよう呼び掛けています。