この背景には不登校の子どもの増加があります。

県教育委員会によりますと2021年度の不登校の子どもの数は小中学生あわせて1567人。過去最多となりました。

要因は新型コロナによる行動制限などの影響で交友関係が築きにくかったことをあげています。

ひなたぼっこの代表補佐を務める下村美鳥さんはかつては利用者でした。不登校の元当事者として、この増加にはポジティブな面もあると指摘します。

ひなたぼっこ 下村美鳥代表補佐:
精神的負荷が少ないうちに学校に行かないという選択を受け入れて様々な場所やフリースクールに行ける子どもたちが多くなったことは すごくいいことだと思う。

「ひなたぼっこ」の方針は「子どものありのままを受け入れる」こと。

子どもが望めば学習の指導もしますが、基本的には本人のやりたいことを尊重します。

利用する子どもは:
学校の雰囲気が苦手。先生が言うと全部その通りにしないといけない。(ここだと)心が穏やかになった気がするし、学校に行っていた時より元気になった。