小中学生の不登校を巡り、子どもの居場所づくりに奮闘する山梨県北杜市のNPOや甲府市の取り組みを取材しました。
不登校が過去最多となる中、防ぎたいのは「子どもの孤立」です。
くつろいだ様子で思い思いに過ごす子どもたち。実は、ある共通点があります。
ひなたぼっこ 下村美鳥代表補佐:
「学校にいけない不登校の子ども」

ここは北杜市長坂町にあるNPO法人「ひなたぼっこ」。不登校の子どもや保護者などの居場所として2009年に開設されました。
利用する子どもたちは:
「友達もみんないい人ばっかりで、ここは温かい気持ちになる」
「朝、『ひなたぼっこ』に行くと思うと わくわくしてきて、ずっとそのことしか考えてない。楽しみすぎて」
開設当初の利用者は数人だったということですが年々増え、現在はおよそ30人が登録しています。
これまでは北杜市内の民家や廃校の教室を活用していましたが、利用者の増加に伴い4月9日にJA梨北の事務所だった建物を借り受けこの場所へ移転しました。
ひなたぼっこ 下村美鳥代表補佐:
3年前から倍以上に増えた。子どもたちが余裕をもって楽しく過ごせるように引っ越しをした。