日本時間で6日の朝に発生したトルコ南部での大地震。

山梨県北杜市に住むトルコ出身の男性は、いまだがれきの中で助けを待つ親族がいて不安な日々を送っています。

これまでに隣のシリアと合わせて死者は9600人を超えています。


北杜市在住 デリキタシ・ユルドゥルムさん:
すべての街がダメになっているから大変なことになっています。


トルコ出身で北杜市在住のデリキタシ・ユルドゥルムさんです。

ユルドゥルムさんの親族の一人はマグニチュード7.5の地震が起きたカフラマンマラシュにいて、がれきの中で助けを待っている可能性が高いといいます。


デリキタシ・ユルドゥルムさん:
親戚の一部が震源地の一つの村にいて家が壊れていると連絡が来た、一人まだ建物の中にいる可能性があって、まだどうなっているかわからない。


こうした中、特に被害が大きいと言われているのがシリアとの国境にある人口160万人のハタイです。


デリキタシ・ユルドゥルムさん:
10の県で問題があります、特にハタイの建物がすごく壊れている。


子ども:お母さんはどこ?
救助隊:お母さんは病院だよ。


トルコ国内だけでも現時点で5000棟以上の建物が倒壊していることから被害はさらに拡大する可能性があります。

しかし…


デリキタシ・ユルドゥルムさん:
助けに行きたいと思っても道が壊れているから行けなくなってる。


ユルドゥルムさんの現地の友人によりますと道路や空港が壊れ、救助へ向かいたくても、向かえない状況が続いているといいます。


その中で迫っているのが災害時の人命救助において生存率が急激に低下すると言われている「72時間の壁」。


デリキタシ・ユルドゥルムさん:
きのう友達と連絡して何が一番必要かというと夜のライト電気ライト。


現地は夜通しで作業をするため灯りを求めているということです。


デリキタシ・ユルドゥルムさん:
すごく大きな地震で、気持ちが下がってて残念と思っている。何ができるかわからないけど、無事で頑張ってできるだけ早く普通の生活に戻ってほしいと望んでいます。

一方、日本赤十字社は救援活動を支援するための救援金を9日から募集します。


募集は5月までで、ゆうちょ銀行のご覧の口座で受け付けます。