今年は、戦後80年です。
これに合わせて、平和について考えてもらおうという講演会が、山梨市で開かれました。
講演会には、小中学生やその保護者ら、約130人が参加し、太平洋戦争などで命を落とした学生の手記「きけわだつみのこえ」を編集した甲州市の中村克郎さんの娘・はるねさんが講師を務めました。
はるねさんは、戦争に関する資料など約10万点が収蔵された甲州市の「わだつみ平和文庫」にある書籍は、克郎さんが、戦争に行く前の兄・徳郎さんから「岩波文庫はすべて揃えておいてくれ」という言葉をもとに、兄の帰りを信じて買い続けていたもので、平和文庫は2人の遺志を受け継ごうと、学生など多くのボランティアの協力のもと開館したというエピソードを紹介しました。
そして、「戦争は、現在も世界各地で起きている」として、「この平和文庫に来てもらうことで、平和への一助になる」と訴えました。







