サルモネラ属菌による食中毒について

サルモネラ属菌は牛や豚などの家畜や、鶏などの家きん類をはじめ、動物の腸管内や、河川、湖などの自然界に広く生息する細菌です。この細菌に汚染された食肉(特に鶏肉)、卵などを介して食中毒が起こります。
サルモネラ属菌は乾燥に強い特徴がありますが、熱には強くないので通常の加熱調理で死滅します。
潜伏期間は12~48時間で、主な症状は激しい腹痛、下痢、発熱、嘔吐などです。小児や高齢者では重篤となることがあり、回復も遅れる傾向があります。症状がなくなっても、体内に留まっている(保菌)こともあります。