8月に山梨県内の宿泊施設で10代の男女64人を含む68人が下痢や腹痛の症状を訴え、一部の患者からウエルシュ菌が検出されました。
また患者の共通食が施設で提供された食事に限られることなどから県は施設で提供された食事を原因とするウエルシュ菌による集団食中毒と断定しました。

ウエルシュ菌の特徴

県の資料によりますと食中毒を起こしたウエルシュ菌(写真:グラム陽性の桿菌)は人や動物の腸管、土壌、河川など自然界に広く存在している菌です。この菌は酸素の少ない環境を好む嫌気性菌で、芽胞という形態をとることがあります。