気象庁は7日午前11時33分に【大雨と雷及び突風に関する全般気象情報】を発表しました。

北陸地方と東北地方では7日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。北陸地方では、引き続き、7日昼過ぎにかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

【写真で見る】雨と風のシミュレーション(7日~10日午後3時まで)
【写真で見る】発雷確率シミュレーション(7日~10日明け方まで)

[気象概況]
低気圧が北海道の西を東北東へ進んでおり、前線が北日本から西日本にのびています。低気圧は8日にかけてオホーツク海に進み、低気圧からのびる前線が北日本から西日本を南下し、その後9日にかけて西日本に停滞するでしょう。低気圧や前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で、北日本から西日本では8日にかけて、大気の状態が非常に不安定となる所がある見込みです。

現在、西日本から北日本では、広く雨が降っており、雷を伴い激しい雨や非常に激しい雨の降っている所があります。
特に、北陸地方では7日昼前までの12時間降水量が300ミリを超え、8月の平年の1か月の降水量の1.5倍を超える記録的な大雨となっている所があります。

北陸地方や東北地方では、これまでの大雨の影響で、地盤が緩んでいる所や増水している河川があり、土砂災害や洪水災害の危険度が非常に高くなっている所があります。