地すべりが起きた斜面を手入れし、当時の様子を語り継ぐ、兵庫県西宮市のボランティアグループ「ゆりの会」。

ゆりの会 郷上勲さん:
「生かされているんかなっていう、その生かされているうちに なんとか役に立つことはやりたいなと思う」

17日、30年の節目を迎える慰霊式を前に、慌ただしく準備を始めています。

ゆりの会 会長 大野七郎さん:
「ここの校区の小学生、上ケ原小学校の子どもたちが全部書いてくれた。97人」

地元の小学生が書いた絵とメッセージが入った灯ろうづくりです。

「あぁいけるな。だいたいイメージ通りだ」
「あぁ、よかった。大きな灯ろうや」

「あれから30年経つとは思えない。早い早い、ほんまに早い」

次世代に語り継がれた言葉が浮かぶ大きな灯ろう…。

わすれないで三十四人のこと
ぜったいにわすれない。あの大じしん…

阪神・淡路大震災から30年。

語り継がれる想いを込めて、鎮魂の灯ろうがともります。