息子を装って「100万円用意できないか」などと電話をかけ、80代の男性から現金をだまし取ろうとした疑いで、青森県の男2人が逮捕されました。

詐欺未遂の疑いで逮捕されたのはいずれも青森県の無職の65歳と61歳の男です。



警察によりますと、男らは今年1月29日に甲府市に住む80代男性の家に息子を装って電話をかけ、「取引で必要なカードが入ったカバンを盗まれた」「今日中に100万円用意できないか」などと話しました。

しかし男性は自宅の住所を尋ねられたことから詐欺だと気づき、警察に通報しました。

その後、男性の自宅付近で警察官が、現金を受け取りに来たとみられる61歳の男を職務質問し逮捕しました。

その後の捜査で共犯として別の男が浮上し、すでに新潟県で電話詐欺の受け子として逮捕されていた65歳の男を25日に逮捕しました。

2人の容疑者は容疑を認めているということです。

警察では61歳の男が現金を受け取る受け子で、65歳の男がその現金の回収役とみて、さらに突き上げ捜査を行うとしています。