リニア開業を見据えて山梨県内に空港を造るのか、専門家による研究会の議論がスタートしました。

長崎知事は2022年5月、県内に小型旅客機やプライベートジェットの離着陸ができる滑走路の建設について検討を始めると明らかにしています。


これを受けて、大学教授などの専門家による研究会が初めての会合を開き、空港の整備について県は「リニア開業の効果を広く波及させる狙いがある」と説明しました。

これに対して専門家からは、大規模災害時には防災拠点にもなりうるといった意見や、小型旅客機需要の取り込みが期待できるといった意見が出されました。


今後のポイントについて研究会の座長は…。
山梨県地域航空研究会 武藤愼一座長:
「(空港は)費用がかかる面があるので需要がそれを上回る形で発現するのか、それによって採算性など」

次の会議は5月に開かれる予定で、現在県が行っている建設候補地や採算性に関する調査結果を踏まえて議論することにしています。