3日、山口県岩国市の山中でイノシシ狩りをしていた猟友会の男性がクマに襲われた事故を受けて、山口県と岩国市は事故があった地区に捕獲のおりを設置しました。
事故は、岩国市寺山の山中でイノシシ狩りをしていた猟友会の男性がクマに襲われて大けがをしたものです。
事故を受けて県は、この一帯、南河内地区に「クマ出没警報」を出しました。
南河内地区ではこれまでもクマの痕跡が多数見つかっています。

このため市は、県の許可を得て地区の一角に捕獲のおりを設置しました。
おりを設置したクリ林でもクマに食べられたあとやふんなどが見つかっています。
猟友会の協力で、ドラム缶を2つつなぎ合わせ、中にクマを誘い込むえさを仕掛けました。

岩国市猟友会 上地義和会長
「減らすのがいいんでしょうけど(クマが)相当増えております。(山に入るときは)ラジオで持っておりますからね、いつでも。無線で話しながら行きますからここ(人間が)おるど、ここおるんどいうふうに位置づけとかんと私らも恐ろしいですからね」
事故があった地区の自治会でもクマ出没を知らせる看板などで山に近づく人に注意を呼びかけることにしています。













