山口県が、2019年10月以降に登録するキャンピングカーや電気自動車の税率を引き下げて適用するよう条例を改正した際、2019年9月までに登録された車両に対しての税率の規定を加え忘れ、規定から漏れていたことが21日、わかりました。2019年9月より前に登録されていた車両は従来どおり自動車税を徴収していましたが、条例に規定がなかったことから、徴収する根拠がなく、すべて返還する方針です。

山口県税務課によりますと、還付の対象になるのは、2019年9月より前に登録されていたキャンピング車2930台、電気自動車5085台です。2019年度から今年度の5年分で、還付額はキャンピング車は1年度・1台あたり800円から4100円、電気自動車は同じく4500円です。

職員が11月に気づきました。手続きはすでに行われていて、来月にも還付を始める予定です。還付の総額は約2561万円で、来年の2月議会に条例の改正案を上程する予定です。

県は「組織的なチェック体制の強化など、再発防止を徹底する」としています。