60年以上続く地元の味を守ります。

岩国市の阿品地区に伝わる伝統の古漬け、阿品たくあんの漬け込みを前にダイコンを準備する作業が行われました。

手がかじかむ寒さの中、はぜかけされたダイコンの土を落とす作業が行われています。

阿品の近く、南河内地区の畑。

地域おこしグループ「二つ山の会」のメンバーらが、4日間かけて収穫し土落としをしました。

阿品たくあんとして漬け込むダイコンです。

阿品地区では戦後、漬物用ダイコンの栽培が始まり、漬物組合専用の加工場で毎年、たくあんを漬け込んでいました。

11月下旬に収穫、2週間程度天日干ししたダイコンを漬け込み、周囲の自然環境と加工場に住み着いた発酵菌の力だけで半年以上熟成させる古漬けです。

毎年7月から9月まで「阿品たくあん」として販売されてきました。

しかし過疎高齢化で栽培農家が減り続け存続が難しくなったため、近くの南河内地区の有志が協力を申し出ました。

8年前、耕作放棄地を開墾してダイコンの栽培を始め、漬け込みの作業も手伝うようになりました。

二つ山の会 貴船一美 会長
「田舎のたくあんですからね、半世紀続いとるのをなくすのはさみしいなということで今継続してやらしてもらってます」

すぐに漬け込めるようにひげ取りなどをして、今月28日に阿品の加工場に持ち込むことにしています。