山口県が交流や集客の拠点となるよう再整備を進めている山口きらら博記念公園。今後の方向性をまとめたビジョンの素案にキャンプやグランピング施設、温浴・宿泊施設の整備などを盛り込んだ10の整備方針が掲げられていることが関係者への取材で分かりました。

「山口きらら博記念公園みらいビジョン」は公園を再整備して交流、集客の拠点とするための方向性をまとめたものです。関係者によりますと、素案には「アウトドアツーリズムの拠点」や「飲食や宿泊が楽しめる空間の創出」など10の整備方針が盛り込まれています。

キャンプやグランピング施設、マリンアクティビティ、レストランやカフェ、温浴施設、合宿でも使える宿泊施設を整備するとしています。このほか中国地方最大級の規模となるフラワーガーデンやスケートボードや自転車競技・BMXなどを楽しめるアーバンスポーツパーク。障害の有無にかかわらず多様な人が一緒に遊べるインクルーシブパークや公園内を回るためのレンタサイクルや電動モビリティの導入も目指します。

素案は、県政世論調査の回答などを踏まえて作られたもので11月定例県議会の常任委員会で示される予定です。