月の美しい季節、月に関する英語の表現を学んでいきましょう。

Bark at the moon
Howl at the moon

BarkとHowlがポイントなんですが、こちら、ほぼ同じ意味です。BarkとHowlは「吠える」ですので「月に向かって吠える」となります。

Bark at the moon
Howl at the moon

月へ吠える

こちらの意味、わかりますか?

Bark at the moon
Howl at the moon

月へ吠える
(どうにもならない状況でも言わざるをえないこと)

「むなしく抗議する」「無駄な抗議する」と云う意味になります。いくら言っても響かないだろうなと思いながらも宿題しなさい!とゲームに夢中な子供にいう…や、運動嫌いな人に運動は大事ですよ〜!と言うようなこと、でしょうか。

続いての「月」を使ったことばですが…

Promise(人)the moon

「Promise」は約束ですから直訳すると…

Promise(人)the moon
人に月を約束する

「人に月を約束する」という意味です。
どんな使い方、どんな意味か分かりますか?

Promise(人)the moon
人に月を約束する
(無理な約束する)

“出来ること”を約束する場合に使う言葉ですが、
「出来もしないことを約束する」「実現するにはハードルの高い約束をする」と云ったニュアンスが強くなります。
「Promise the moon」は約束したけど実行できるとは限らない約束です。

POINT
「月は遠くて親しいもの」

月は手は届かないけれど、多くの比喩表現に使われています。それだけ日常的に昔から親しんできたということだと思います。捉え方は違っても、万国共通の距離感のようです。

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講師:奏ちよこさん
カナダ留学から数々の外資系企業勤務を経て、アーティスト、英会話講師、通訳、そしてweb作家として活動。航空自衛隊防府北基地で航空学生たちに英語を教える。