情報カメラでもかすんで見えますが、全国の広い範囲で黄砂が観測されています。

あすまで続く予想で、注意が必要です。

きょう午前の萩市です。

高台の公園から市内を見渡すと、街全体が黄色くかすんで見えます。

いつもは、はっきりみえる城下町のシンボル・指月山も黄砂に包まれました。

下関地方気象台は午前10時、黄砂の観測を発表。

午後4時半現在の下関の見通し距離は、およそ8キロ程度となりました。萩市の自動車販売店では、午前8時過ぎに車を拭いてきれいにしましたが・・・3時間ほどたつと、うっすら汚れていました。

洗濯物が干されている様子はあまり見られません。


気象台によりますと黄砂のピークは過ぎたとみられますが、飛来はあすにかけて続き、見通しの距離は10キロ未満の予想です。

所によっては5キロを下回り、交通障害が発生するおそれがあることから、気象台は注意を呼びかけています。

黄砂について西村気象予報士に伝えてもらいます。

気象衛星ひまわりの画像をご覧ください。

黄砂が迫ってきているのが分かります。

今後の予想を見てみます。

12日午後6時以降の動きですが、黄砂に覆われた状況が、あす午前中まで続きます。

そのあと、あさっての午前3時ですが、中国大陸にまた濃い黄砂が見えます。これが週末にかけて近づいてくる可能性があるということです。視界の悪化や洗濯物のよごれ、健康への影響などに注意してください。