かつて古式捕鯨が盛んだった山口県長門市で、伝統の「鯨唄」の引き継ぎ式がありました。市内の通小学校では、地元に伝わる「鯨唄」を継承しています。
児童:「クジラが来たぞ、でっかいぞ」

鯨唄保存会の指導を受け、地域の行事などで唄を披露しています。「祝え目出度」と「朝のめざめ」の2曲を全校児童14人で唄いました。
児童:「朝もかけたがまたかけるアヨカホイ」

卒業を控えた6年生が唄を在校生に引き継ぎ、5年生にはっぴとバチが渡されました。指導してくれた保存会にも感謝を伝えました。
6年生:「唄に込められた鯨の命への感謝の気持ちと、あわれみの気持ちまで丁寧に教えていただきました」
6年生:「私たちが卒業すると、人数も少なくなって難しくなると思いますが、通の伝統を大切に受け継いでほしい」
5年生:「気持ちがちゃんとこもった唄にしたいです。この文化が消えないように、みんなで引き継いでいきたい」

鯨唄から学んだことを胸に6年生は3月に巣立っていきます。













