地域の人から隊中様として慕われています。幕末、戊辰戦争に従軍した長州藩の諸隊の一つ、振武隊の隊士で維新後に若くして亡くなった藤山佐熊(ふじやますけくま)の供養祭が9日、山口市でありました。

藤山佐熊は山口市阿東嘉年の農家の出身で、振武隊の隊士として奇兵隊とともに戊辰戦争に従軍しました。明治維新後は職を失って隊士たちと反乱を起こし、鎮圧軍との戦いで1870年2月9日に22歳の若さで戦死しました。

供養祭は地元の有志でつくる隊中様奉賛会が、藤山が亡くなった鎧ヶ垰にある墓の前で毎年、開いています。約20人が1時間ほど山道を歩いて参列しました。神職が祝詞を上げ、参列者が玉串をささげて霊を慰めました。
藤山は村人の病気やけがを診ていたとされ、地元には墓に参ると病気が治り、願いがかなうという言い伝えがあります。
隊中様奉賛会 重冨秀次会長
「おかげさまで雨が気になりましたけど、毎年こういう形で参拝の方が20人以上来ていただきまして、本当にありがたい気持ちでいっぱいでございます」
登山が難しい人のためにふもとの公民館に祭壇が設けられ、藤山を紹介する紙芝居も披露されました。
地元住民
「家族全員、健康を祈って参りました。地元の人がずっと守っているから続いているのかなと思ってますね」
地元住民
「皆さん準備であったりだとか、登る道の整備もかなり大変だと思いますので、私たちもできることでだんだんと世代交代もしながらですね、引き継いでいくものは引き継いでいけるようにしていけたらいいなと思います」
奉賛会では今後も登山道の整備や供養祭を続けたいとしています。













