山口県宇部市の高齢者施設など28施設の利用者ら248人が下痢などの症状を訴えました。宇部環境保健所が調べたところ、施設で提供された食事が原因の食中毒だったことが分かりました。

県は、食事を提供した業者を19日までの3日間営業停止としました。県によりますと、食中毒が発生したのは、宇部市と山陽小野田市、山口市の高齢者施設や障害者施設などです。
28施設の10代から100歳代の利用者や職員、合わせて248人が下痢やおう吐などの症状を訴えました。
現在は、全員回復しているということです。

今月7日と8日に提供された料理が原因で、患者の排せつ物から食中毒の原因となる「ウエルシュ菌」が検出され、宇部環境保健所は食中毒と判断しました。
県は食事を提供した宇部市の飲食店営業「むべの里本部」にきょうから19日まで、営業停止とする行政処分を出しました。