山口県岩国市は運転免許証の失効に気づかず有効期限が切れた状態で3か月近く公用車などを運転していたとして、30代の職員を戒告の懲戒処分にしたと発表しました。
戒告の処分を受けたのは高齢支援課地域包括センターの職員です。
岩国市によると、この職員は2025年11月10日に職場で運転免許証の有効期限を確認したところ有効期限が8月17日に切れていたことに
気づいたということです。
職員は、所属長と警察に届け出て翌日、再交付を受けました。
85日間の失効期間中、公用車を36日間、51回運転していたほか通勤などで自家用車を運転していたということです。

これを受けて市では毎年4月に所属長が所属職員の運転免許証の保有台帳を作成し、定期的に有効期限を確認するほか、職員は公用車運転前のアルコールチェックの際に所属長などに運転免許証を提示し、有効期限の確認を受けることを義務づけました。
岩国市の福田良彦市長は「市民の皆様をはじめ多くの方々の市政に対する信頼を損ねたことに対し、深くおわび申しあげます。
再び同様の事案が発生しないよう再発防止策を徹底し、市民の皆様の信頼回復に努めて参ります」とコメントしています。