5日に山口県周南市沖の海底で、爆弾とみられるものが見つかりました。具体的な
処分方法について、海上自衛隊は「迅速に検討したい」としています。

5日正午ごろ、周南市の出光興産徳山事業所の桟橋近く、水深およそ9メートルの海底で、爆弾とみられるものが見つかりました。

海上自衛隊によると長さ120センチ、直径40センチの筒型で、爆発の危険性があるとみられます。

8日、海上保安部や自衛隊、県や市の関係者などおよそ30人が出席して連絡調整会議が開かれ、今後の対応が話し合われました。関係機関からは「処理は慎重に」「安全確保について万全の対策を」などの意見が出ました。

具体的な処分の方法や今後のスケジュールは決まっておらず、海上自衛隊が「迅速に検討する」ことにしています。

徳山海上保安部長 川合淳 さん
「関係省庁と連絡を密にしながら、迅速な解決に向けて対応していきたいと考えています」

徳山海上保安部では、周辺の海域で船舶の航行を禁止し、マリンレジャーなどを控えるよう呼びかけています。