「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録され10周年を記念して、帆船「みらいへ」が、萩港(山口県萩市)に寄港しました。
帆船「みらいへ」は未来の航海士や機関士を育てる練習帆船で、6日午前9時ごろ、萩港に接岸しました。「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録10周年を記念して、萩市が招いたものです。
その構成資産の1つ「恵美須ヶ鼻造船所」で、幕末に萩藩は帆船「丙辰丸」と「庚申丸」を建造しました。
帆を張る練習、セイルドリルでは、子どもから大人までおよそ60人が参加しました。参加者は、実習生と一緒にかけ声をかけながらロープを引っ張って帆を上げていました。
帆船「みらいへ」はマストが3本あり、全長は52メートルと「庚申丸」に近い大きさです。帆の張り方は、船の中心線に沿っていて「丙辰丸」に似ています。
参加した児童
「初めての経験だったけど引っ張るの思ったより大変だった」
「帆が上がったのを見て、自分たちでやったんだなと思ってすごかった」
訪れた人たちは写真を撮ったり見学したり、思い思いに楽しんでいました。
帆船「みらいへ」は体験航海などをしたあと、7日午後3時すぎに萩港を出港しました。8日は、小倉で実習をしたということです。