使用済みの食用油などから再生した次世代燃料を利用したJR岩徳線の運行が始まるのを前に山口県山口市のJR新山口駅で給油の様子が公開されました。

次世代燃料が使われるのは徳山と岩国の間を走る岩徳線の車両でJRの社員が燃料タンクに注入していきました。

次世代燃料は本来捨てられる使用済みの食用油などを再生・精製したもので、軽油の代わりに使用します。

実質的なCO2の排出を大幅に減らせるとして環境にやさしいと注目されています。

JR西日本GX戦略室千田誠室長
「環境に優しいバイオ燃料といったカーボンニュートラルの取り組みが広がりを見せることによって地域、全国のカーボンニュートラルの取り組みの活性化につながっていけば」

新しい燃料で走る車両は9月3日から来年1月31日まで1日3往復程度運行されます。

乗客を乗せての運行は全国で初めてと言うことでJRでは乗車した人にはぜひ、環境への取り組みを身近に感じてほしいとしています。