東京に本社を置く化学メーカー「日本ゼオン」は、山口県周南市に新たなプラントを建設すると発表しました。
新たに建設されるのは、光学レンズ・フィルムなどに使われる、高機能樹脂シクロオレフィンポリマー=COPを生産するプラントです。
周南市由加町の帝人徳山事業所跡地およそ18万6500平方メートルに建設を予定しています。

日本ゼオンではこれまで岡山県の水島工場でCOPを生産していて、需要拡大に対応するため、工場と利便性のある周南市に新たなプラントの建設を決めたということです。
新プラントでは年間およそ1万2000トンの生産を見込んでいて、2025年の着工、2028年の完成を目指します。

建設発表を受けて周南市の藤井律子市長は、「周南コンビナートの競争力のさらなる強化や、地域の新たな雇用創出につながることを期待する」とコメントしています。