石は石でも、なんでも子どもの成長を記録できる石が山口市の神社で見つかったということで取材してきました。

永岡克也
「山口市の古熊神社にやってきました。サクラの花が咲き始め、非常に温かな雰囲気です。この古熊神社に非常に珍しい石が設置されたということなんです。なんでもその人間がいかに大きい人間かが推し量れる石だということなんです。あの幕の下の石でしょうか」

古熊神社 雨村明倫 総代
「われわれの年代にしましたら、非常にノスタルジックなね、子どもたちがここに集まってですね」

ノスタルジック?

子どもが集まる?

果たして、どんな石なのか?

除幕「1,2,3…どうぞ!」



姿を現したのは、聞き馴染みのない「せたけ石」という名前と、190までの目盛りが刻まれた石碑です。

永岡克也アナウンサー
「せたけ石って、どんな石なんでしょうか」

古熊神社 真庭孝雄さん
「自分の背、身長ですね、背丈を測ることができる石となっています」

せたけが測れるので、せたけ石。

子どもたちの成長を天神さまに見守ってもらおうと設置されました。



毎年、初詣や祭りのたびに石碑の前で写真を撮ることで、成長の記録を残すことができます。

古熊神社 真庭孝雄さん
「天神様って昔からお子様がすごい大好きだったというふうに言われてるんですね、そこに土俵もありますけども、ちびっ子たち、子どもたちがすごいよくお参りに来られる方が多いんですね。ランドセルのおはらいだったりとか、学問の神様ですから、受験勉強であったりとか」

もうすぐ新学年!

さっそく子どもたちが「せたけ」を測っていました。



新3年生(男の子)
「前よりは少しは大きくなってそう」

新4年生(女の子)
「せめて1…60(センチ)はいきたい。いまバスケもしてるから、いつかオリンピックに出たいから、身長を高くした方が有利だから」

神社からはひとつ注意が。

「自宅の柱のように自分の名前や日付を書き込まないように」とのことでした。