“黒い点々”に注意…トコジラミを発見するためには? 咬まれた場所も判別の材料に
トコジラミが部屋に入ってきているのか、不安になった時に確認しておきたい場所や痕跡があります。

トコジラミは浴室などではなく、寝室まわりに潜伏する可能性が非常に高くなります。
ベッドのヘッドの裏側、絵画やカレンダーの裏側、コンセントなど熱がこもりやすい場所も潜伏する可能性が高いということです。

こうした場所で、“黒い点々”のようなものをみつけたら注意が必要。
黒い点々のようなものはフンです。
また、その場で繁殖しているかを判断する材料になるのが抜け殻です。
トコジラミは幼虫の時は1ミリ程度の大きさですが、そこから5回ほど脱皮を繰り返し、成虫になるには1~3か月程度かかります。
トコジラミのフンの近くに、薄い茶色で半透明の脱皮した抜け殻が残っていたら、この場合は家で繁殖している可能性が高くなります。
また、トコジラミは、皮膚のかたい表面を咬むことが多いため、咬まれる場所も、ダニやノミとは異なってくるということです。
ダニ…皮膚が柔らかい部位(二の腕、太もも、わきの下、おなか周りなどが多い)
ノミ…下半身(ひざから足首付近が多い)
ケジラミ…主に陰毛(太もも、胸毛、わき毛などの体毛などにも広がることも)
これ以外の場所だと、トコジラミの可能性が高いということです。
ただ、これはあくまでも目安であるため、皮膚科を受診し、血液検査でトコジラミによる被害か判別をしてもらうことを勧めています。