世界チャンピオンが、夢の教室です!

山形県尾花沢市の小学校できょう、ボクシングの岡澤セオン選手が特別授業を行いました。

岡澤選手は山形市出身。東京オリンピックに出場したほか、おととしの世界選手権で金メダル、先月のアジア大会でも金メダルを獲得し来年のパリオリンピック日本代表に内定しています。

きょうは尾花沢小学校の5年生58人がボクシングの体験です。

最初に挑戦したのは…。

なんと手押し相撲。

実は、相手との駆け引きの練習として日本代表の練習メニューにも取り入れているそうです。

岡澤選手と手押し相撲をして、どうでしたか?

児童「強くて、1回押すと重心がボンと来てすごく圧力がかかっていた」

また、児童たちはパンチの出し方や足の運び方など、普段なかなか触れることのないボクシングの基礎を楽しそうに教わっていました。

そして岡澤選手は、高校時代の偶然の出会いからボクシングを始めたことを例に可能性は無限大だと話しました。

ボクシングパリ五輪日本代表・岡澤セオン選手「この時(小学生)から目指してなれないモノは本当にない。だって(自分は)高校からはじめて、みんな小学生からはじめていたけれどなれたもん、ボクシングの世界チャンピオンに。才能なんてなかったけれどあきらめないでやれば」

児童「かっこよかったボクシング。あきらめないでここまでボクシングできたことがすごい人なんだと思った。(自分も)なんでも挑戦したい」

児童「ハンドボールをやっているががんばって日本代表になってオリンピックに出たりしたい」

児童「セオン選手目指せ金メダル―!!」

児童たちは5年生全員の激励メッセージが書かれたフラッグをプレゼント。岡澤選手はオリンピックに向けて決意を新たにしていました。

ボクシングパリ五輪日本代表・岡澤セオン選手「自分もエネルギーをもらった。みんなに何にでもなれるよと言った以上は僕自身が結果を出して夢を見せたいと思うので、金メダルをとって信じてあきらめなければなれると伝えられるように頑張りたい」

来年夏に開催されるパリオリンピック。岡澤選手のパンチに、注目です。