JR東日本はきのう、利用客の少ない路線の昨年度の収支を公表しました。
山形県内の5路線7区間については、引き続き赤字となっています。

きのうJR東日本が昨年度の収支を公表した地方路線は、2019年度に1キロごとの1日あたりの平均乗客数が2000人未満だった34路線62区間です。

このうち県内は5路線7区間で、全て赤字となりました。

赤字額は、
左沢線の寒河江―左沢間で3億1800万円。
奥羽本線の新庄―湯沢間で15億6300万円。
米坂線の米沢―今泉間で6億2300万円。
陸羽東線の鳴子温泉―最上間で4億900万円、最上―新庄間で5億1300万円。
羽越本線の酒田―羽後本荘間で29億4100万円、村上―鶴岡間で49億4600万円となっています。

羽越本線の村上―鶴岡間は、公表された中で最大の赤字額です。

JRの地方路線は厳しい状況が続いていますが、県や沿線自治体などでは、観光面での鉄道利用の拡大や駅前イベントの開催、通勤・通学などへの支援などを通じ、利用の拡大を図っていきたいとしています。

利用客の少ない路線の収支一覧は画像をご確認ください。