冬を前に、タイヤ交換を進めているドライバーも多いのではないでしょうか。こうした中、注意しなければならないのが「タイヤの脱落」です。
走行中にタイヤが脱落するとどうなるのか…。

こちらは、その瞬間を撮影したドライブレコーダーの映像です。

対向車が突然、ガクンと揺れます。

そして横に飛び出した黒い物体は…タイヤです。
この映像は今年5月に山形県で撮影されました。
車から外れたタイヤは、ポンポンと弾みながら道路脇を転がり、車は、前が沈んだ状態のまま走行していきます。
車の後部につけられたカメラの映像にも、弾むタイヤの様子が映っていました。
この車が、タイヤ交換をしていたかはわかりませんが、この動画を撮影した女性は、「あれはなんだ、と目を凝らしたらタイヤだった。当時は怖さは感じなかったが、反対側のタイヤだったらと思うと、ぞっとする」と話していました。
JAF山形支部によりますと、一般的にタイヤ交換の時期は、タイヤの脱落が多くなる傾向があるということです。
最も多い理由は、ホイールを止めるナットの締め忘れで、ナットの向きを間違えたためにしっかりと締まっていないケースもあるということです。
JAFでは締める際の力を確認できるトルクレンチを使うほか、タイヤ交換後に少し走った後で増し締めをすることなどを呼び掛けています。
本格的な冬を前に、冬タイヤへの交換を進めるドライバーも多いのではないでしょうか。今一度、ポイントを押さえた整備点検が大切です。







