補給の飛行機が来ない…死を覚悟したとき大場さんはノートを手に…

人生の師匠と仰ぐ人物から「好きなことやらないと、笑って死ねないぞ」と言われたことをきっかけに冒険の道に進んだという大場さんですが、4度の北極挑戦の中で、足の指を10本失い、幾度も死を覚悟した瞬間があるといいます。

中でも、4度目の時は…。
大場満郎さん:「補給の飛行機が来なくて、1週間くらい。食料もなくて、これはやばい。死ぬなと思ったので、ノートにいろいろ書いていた。母や姉や弟とか…。世間では遺書というらしい。北極の海の上で1人ポツンとテントの中で書いたことは、『あぁ、日本っていいな』って。俺が住んでいたところは極楽だったんだなって思った」

大場さんは、1997年に北極海単独徒歩横断に成功。1999年には南極大陸単独徒歩横断に成功し、世界初となる両極単独徒歩横断を成し遂げ、上村直己冒険賞を受賞しました。

故郷を思い、好きなことにまい進する力が偉業へとつながりました。
『どすコイ』
山形県内にて毎週水曜日午後7時~放送中
(2023年10月18日放送回より一部抜粋し再構成)







