「防災の日」の9月1日、山形県寒河江市で台風に備えた災害警備訓練が行われました。

寒河江警察署では、9月1日の「防災の日」に合わせて災害警備訓練を去年から行っています。

今年は寒河江市の産業廃棄物処理業者・アールテックと協力し、より実践的な訓練が行われました。

1日は若手の警察官を中心に17人が参加し、訓練は台風による大雨や土砂災害に備え、倒木をチェーンソーを使ってすばやく取り除く訓練などが行われました。

普段の業務では使うことのないチェーンソーですが、土砂災害などの緊急時に備え、定期的に訓練をしているということです。

そのほか、動かなくなった車をレッカーする訓練や、負傷者を救助する訓練など、災害を想定した実践的な訓練が行われました。

参加した警察官「実際に災害が起きた際にはいろんな場合が想定されるので、きょう実際にやったみたいに臨機応変に現場でも対応していきたい」

寒河江警察署・篠田大介警備課長「より現場に近い訓練ができた。土砂崩れの現場や倒木の現場での対応にスムーズにつながっていければと思う」

近年、全国的に台風や大雨による土砂災害が相次いでいることから、寒河江警察署では引き続きこうした訓練を行っていくということです。