これは6月6日に山形県小国町で撮影されたクマです。

ゆっくりと道路を横断し、草むらの中に入っていきます。

撮影されたのは、山形県小国町叶水の基督教独立学園高校の近く。

クマの目撃が相次いだことから、近くの杉林にカメラを設置し、定点観測をしたところ、映されていたのは…。

木の根元に寝転ぶクマ!

地面にあおむけになり、何やら木の中に手を伸ばしています。
学校関係者によりますと、この辺りにはミツバチの巣があり、ハチミツを求めてクマが連日訪れていたということです。

体長はおよそ70センチのメス。

この翌日、クマは警察・小国町・猟友会が協力し捕獲され、遠い場所に放たれたということです。

県によりますと、6月までに報告があったクマの目撃件数は246件。

去年の同じ時期と比べ136件多くなっています。

これは2016年の280件に次ぐ、過去2番目の多さです。

先月までの3か月間でみると、今年は5月の目撃が群を抜いて多くなっています。
県では、今年は雪解けが早かったことからクマが行動を起こす時期が早まっているとしています。

山形県内でクマの目撃が増えるのは5月から7月ごろとされていて、県では引き続き警戒を呼びかけています。