日本の棚田百選に選ばれている山形県山辺町の大蕨の棚田で22日、田植えが行われました。


報告・鈴木竜弘「標高350メートル、山辺町・大蕨の棚田、今年も田植えの季節を迎えました。手植えをしているのは、いつもはきれいな音を奏でる山形交響楽団の皆さんです」
山形交響楽団は、高齢化や耕作放棄などで存続が危ぶまれていた「大蕨の棚田」の再生を後押ししようと、5年前から、地元の農家と共に米作りに取り組んでいます。
22日は、楽団員などおよそ30人が「山形95号」の苗を植えていきました。

参加者「土に、泥に触っているのが気持ちいい。天気もいいし」(Q天気いいの最高?)「最高ですね」
こちらの参加者は、なんと顔にまで泥が・・・!

参加者「初めての経験で、とりあえず腰が辛くて、田植えを毎日されているのは本当にすごい。尊敬します」
田植えなどの米作りは、演奏にもつながるところがあるのだそう。
山形交響楽団・井上直樹さん「チームワークもよくなるし、こういう自然の中で過ごす時間というのは、インスピレーション的にはものすごく感じる所がたくさんあるので、とってもいいこと」
グループ農夫の会・稲村和之代表「次の世代につなげていけるような取り組みを継続してやっていく。継続は力。これは我々にとっても大事なことなので、皆さんと力を合わせてやっていきたい」

山形交響楽団のメンバーは9月に稲刈りを行い、「山響棚田米」としてコンサートなどで販売するということです。







