19日朝、山形県小国町の山の中で、町内に住む男性がクマに襲われけがをしました。命に別状はないということです。
警察と消防によりますと、19日午前7時20分ごろ、小国町五味沢に住む69歳の男性が、近くの山でクマに襲われたと、家族を通じて消防に通報しました。
男性は午前6時半ごろから山に一人で山菜採りに入っていて、突然、クマに顔を引っかかれたり、右腕をかまれたりしたということです。
その後、しばらくしてクマは離れていき、男性は血を流しながらも自力で山を下り、公立置賜総合病院に運ばれました。
搬送時は会話もできていて、命に別状はないということです。
山形県内でクマによる人的被害は今シーズン初めてです。
一方で、クマの目撃情報は今月14日までに39件と、去年の同じ時期を15件も上回っています。
県では、山に入る時は、鈴やラジオなど音の出るものを持つこと、万が一、出会ってしまった場合は、背を向けずにゆっくりと後ろに下がることなどを呼びかけています。
 
           
   
  






